インタビュー

映画監督:コーイ兄弟 雨田えいか氏インタビュー

by 2017年4月 1日 10:36 PM

昨年、ニューロカフェ企画のフィルム映画祭や音と映像の即興イベントなど映画の企画にも携わっていただいた、
コーイ兄弟として活動する映画監督雨田えいか氏にインタビューさせていただきました。

雨田えいか氏は2012年4月のコーイ兄弟による自主映画「サークルサークル」の上映に引続き、
2013年9月に最新作「ヨードランの花」をニューロカフェ吉祥寺にて上映予定です。


■プロフィール
名前:雨田えいか(あめだ えいか)
兵庫県生まれ。武蔵野美術大学卒業後、一橋大学大学院にて哲学、映像記号論を学ぶ。
2008年よりコーイ兄弟として活動。
これまでの作品。『かぐや姫の予感』(2010)『サークルサークル』(2011)『吸血鬼団子』(2012)『ヨードランの花』(2013)

twitter  https://twitter.com/kooybrothers
tumblr    http://t.kooy-brothers.com


Q1.
最新作『ヨードランの花』 について
 
『ヨードランの花』は、コーイ兄弟の寓話映画です。物語は、風で運ばれる花粉に苦しめられる女性(ランちゃん)が、動物の卵を食べて受精させようとします。しかしどうにも花粉に耐えられなくなったランちゃんは、山の向こうへと逃げ去ってしまいます。そこで彼女の夫(ヨーくん)が東京の山の向こう側へ彼女を探しにいくことにします。
これはたくさんの比喩で覆われた寓話映画ですが、現実的に考えて動物の卵と植物の花粉が受精するなんて狂気じみていると思うかもしれません。ですが、これは現実の東京の様子を観察して、コーイ兄弟なりに現実を描写したものです。
僕は実際現実のこの世界が『ヨードランの花』のような世界に見えています。


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『ヨードランの花』 (87min) 2012年制作
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日時: 2013年9月27日 19:00開場 19:30上映
料金: 前売り800円(ドリンク込) 当日1000円
場所: ニューロカフェ吉祥寺
東京都武蔵野市御殿山1-8-9 パークハウス90-105
お問い合わせ: kooybrothers@gmail.com
HP : http://neuro-cafe.com/2013/08/kooybrothers.html



Q2.
雨田さんが映画を撮ることになったきっかけについて聞かせてください。
また「コーイ兄弟」についても教えていただけますか。
 
僕は、絵画、彫刻、写真、文学にもチャレンジしましたが、うまく継続することができませんでした。唯一映画をつくることだけ今でも飽きないで続けられています。

コーイ兄弟は、「兄」と「弟」の僕の二人ではじめた映画制作集団です。僕らの共通点は「顔が濃い」ことだったので、グループの名前も「コーイ」にしました。
はじめは多くの人と関わりながら制作していたのですが、今では基本的に僕が制作・脚本・撮影・監督・編集をおこなっています。音楽と役者は、他の人に依頼してます。


Q.3
現在はどのような映画を撮影していますか。

現在制作してる映画は『ヨードランの花』ですが、これは、比喩や洒落で成立する映画はないかと思いながら制作しています。もちろん物語をベースにして、ある男性と女性のすれちがいを描いていますが、その中に、多くの比喩や洒落を織り交ぜ、観客が飽きないように仕掛けをつくることに固執しながらつくっています。
今後制作で予定しているのは、5分短編ドラマを月に一回Web上で動画配信していくことです。


Q.4
自主映画として継続して撮っていくことに、どのような考えがありますか。

自主映画にこだわりがあるわけではありません。そもそも自主/インディーズ/商業の違いは、スケールの違いだと思っています。僕が映画を制作する上で丁度いいスケールが今のやり方で、別段関わる人数や予算によってはやり方を変えていきます。
映画制作を継続することは僕にとってとても意味があります。人生を充足させられるから。



Q.5:
雨田さんが映画を通して表現していきたい事は何でしょうか?
また、今後の活動についても教えてください。
 
『ヨードランの花』もそれ以前の作品もそうですが、僕は与えられた食材をうまく自分なりに料理したいといつも思っています。おいしそうな食材があれば、手段を選ばず今後も制作していく予定です。


Q.6:
最後に読者に一言お願いいたします。
僕の映画は娯楽映画としては最低ランクだと思いますが、まじめにふざけることを許容してくださるのなら是非作品をみていただければと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。

『ヨードランの花』

『サークルサークル』

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