イベント

ことばラボ 読みの実験室 第8回

by 2017年4月 1日 10:35 PM



昔むかし、人生論的な真実の探究こそが〈文学〉の道である、と真剣に考えられていた時代がありました。
これが今ではもう、だいぶ廃れてしまった考え方であるのは仕方のないことなのかもしれませんね。
誰かの口によって語られる人生論は、大抵において押し付けがましく、ときに抑圧的なものでもあるからです(しかもこの「誰か」は決まって決まった階層の人間ときたもんだから、たまったもんじゃない)
しかし、そんな横柄な人生論はノー・サンキューだからといって、果たして「生きる意味なんてない」と平気で割り切れるかと聞かれたら、これはまた別の話ではないでしょうか。
今回のことばラボでは、そんな〈人生の無意味〉あるいは〈非意味〉にまつわる文学的表現を探りながら、
本来〈意味〉の伝達を担っているはずのことばが、いかにして〈無意味・非意味〉と向き合うのかということを皆さんと考えてみたいと思います。

(担当:加勢)

『金子光晴詩集』(岩波文庫)より、詩集『鮫』の箇所を読んできてください。

***

使用テクスト 金子光晴詩集』(岩波文庫)より、詩集『鮫』




日時:2014.1.27(火) 19:30〜21:30
料金:1,500円(1Drink)
お問合せ:tomasson.y@gmail.com
場所:ニューロ吉祥寺




------------------- ことばラボとは -------------------

「あなたが好きな本」をいくつか思い浮かべてみてください。
そのなかに小説はどれほどありますか。
それらお気に入りの小説たちをあなたが初めて手にとったのはいつで、当時あなたはなにを想い、
それからどれくらい読み返したでしょうか。小説は刻々と変化していきます。
紙に書かれた文字が同じでも、それを読む私たちが変わっていくからです。 

「小説の世界」と一口に言っても、書かれた時代や文化は様々で、さらに読み手の解釈は千差万別。
たったひとつの読みでは完結できないルーズさこそが、小説の豊かさでもあります。 
「あなたの読み」と「私の読み」が出会うとき、小説の世界は今までとはまたちがう表情をのぞかせるはず。

若い文学研究者たちが提案するいくつもの読みのアングルを触媒にして、ともに新しい小説の世界を
試行錯誤してみませんか。 ことばラボはそんな「読みの実験室」です。 

 

pagetop